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4月に走るをはじめてからの累積距離が1,000kmを超えたのでnoteに書いてみる

このnoteを書きはじめたのは 2023.12.31 です。2023年の振り返りのつもりだったのに何度も書き直していたら2024年になり、さらに1週間が経ち2週間が経ち、気が付けば1月も半ばを過ぎいまさら感はあるものの自身の振り返りのメモとして残しておきます。


GARMIN ForeAthlete 55 の記録

塵も積もれば、なのである
走るとお散歩のトータルは 1,355 km
不思議と梅雨の時期にそこそこ走っていた
運動消費カロリーのトータルは 91,773 kcal らしい

写真で振り返ってみるよ


撮影: iPhone 12 Pro Max
場所: 横浜某所

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2023.12

走るをはじめたきっかけ

きっかけは2018年の冬、友人に誘われていったキャンプツーリングだった。大人になってからのキャンプはとてもたのしく外で食べるご飯は言葉では言い表せないほどに美味しく感じた。焚き火を愛でながら森の中で過ごす夜はまさに癒やしだった。キャンプに魅せられたわたしは時間をみつけては足繁くひとりでキャンプにいくようになった。

キャンプの回数を重ねるたびにクッカーやバーナーといった外あそびの道具は順調に増えていった。しかしキャンプにいけるのは年に10〜15回程度なのでわたしは次第にこう思うようになっていった・・・「キャンプでしか使わないのはもったいない」と。そこで思いついたのがお気に入りの道具をバックパックに詰め込んでお散歩にいく、名付けて夜のお散歩大作戦である。これはとてもよいアイディアだった。日中は多くのひとで賑わう川沿いの土手も夜なら人目につくことはないし、外あそびスポットまでのお散歩では遠くに望む街明かりをたのしむことができた。感じたままに足を止めてはiPhoneでぱちぱち写真を撮る。そんなことを繰り返していたらいつの間にか外で珈琲をたのしむことよりも、眼の前に広がるたくさんのきれいを写真に収めながらお散歩すること自体が目的になっていた。手段はいつのまにか目的へと変わっていた。

飽きもせずそんなことを2年ほどは続けていただろうか。あるときふと思った。いつも同じ場所を歩き、同じ場所で写真を撮り、同じ場所で珈琲を淹れる。それも悪くはない。悪くはないけど、もっと遠くにいけば他にもすてきな景色に出会えるのではないか。だが時間は有限である・・・そして考えに至る。同じ時間でも走ればもっと遠くまでいけるはず。そうだ、走ればいいのだ。わたしは走ることにした。

思うだけなら簡単だ。いざやってみたら思ったようにできないなんてことはよくある。そう、わたしは走るのが苦手だった。むしろ大嫌いだった。思い返せば子どもの頃からマラソンというものが嫌いだった。学校行事のマラソン大会がある日は計画的に風邪を引いてお休みしていた。長い距離を走るという行為が本当にストレスだったし、大っ嫌いだった。なのにいま、大人になってから走ろうとしている。当然、走れない。夜のお散歩では毎回 10km 前後は歩いていたのでいまなら走るのだって簡単だと考えてしまった。甘かった。歩くと走るはまったくの別モノだった。200m 軽く走った程度でも息ができなくなる。無様だった。それでも不思議と走ろうという気持ちは折れなかった。走ることが目的ではなく、走れるようになった先にあるものがゴールだったからだろうか。ひとまずペースは気にしないことにして走れる距離を伸ばしていく。それだけを頑張ることにした。しばらくするとぜーはーしながらもなんとか 1km 止まらずに走れるようにはなった。あるときタイムを測ってみたら走るより歩いた方がペースが速かった。これでは走る意味がない。ひとしきり絶望はしたが、それでも走るを続けた。ペースはともかく、はじめは 200m で呼吸困難になっていたのが 1km、2km と距離を走れるようなっていった。それが純粋にうれしくて、そのまま走るを続けることにした。もっと遠くまで、気持ちよく走れるようになったら珈琲セットをもっていこう。そう思いながらいまも走ってる。はじめは 1km もまともに走れなかったわたしが約8ヶ月で 15km 走れるまでに成長した。

走るを続けるためのルール

まったく自慢できることではないが、わたしは極度の面倒くさがり屋さんであり、それっぽい言い訳をつけてはやらない・やれない理由をわたし自身に納得させる天才でもある。つまり、根性なしで長続きしない人間。

さすがにこれではいけないと思い、3つだけじぶんルールを作った。

  • 迷ったらやる

  • 選択肢が複数あれば面倒な方を選ぶ

  • 無理はしない

玄関の外へ一歩足を踏み出してさえしまえば夜のお散歩も走るも楽しいのは知っている。だが、面倒くさがり屋さんにとってはその一歩を踏み出すのがとてもハードルが高い。走りにいきたいなー「でも」着替えるの面倒だなー、寒そうだなー、明日つらいかなーとか諦めに至るための言い訳は無限に出てくる。そんな「でも〜どうしようっかなー」をやっつける魔法のルールがこの「迷ったらやる」である。「でも」から先の言い訳を強制的に却下するルールだ。反論は認めない。前向きなわたしにブレーキをかけようとする面倒くさがり屋なもうひとりのわたしを黙らせれば、あとは一歩を踏み出すだけなのだ。

一番面倒な選択肢を取るのは冒険するためのルールだ。走るやお散歩をしていると気になる脇道や景色に出会うことは多い。いってみようかなとは思いつつ迷子になるかな、遠くまでいくと帰り大変かな、また今度にするか、とここでも面倒くさがり屋さんの「どうしよっかなー」は顔を出してくるのでそんな気持ちをぐーぱんでやっつけて突撃するためのルールである。いつものルートと未知のルートどちらにするか迷ったら面倒かもしれない方を選択する。これで未知との遭遇がたくさん増えた。迷子になったり疲れちゃったりしたときは電車やタクシーで帰ってもよいのである。いってみようかな、という最初の気持ちをだいじにすればそこには新しい世界が広がっている。

そして最後のルール、無理はしない。風邪気味のときや走りすぎて足が痛いとき、翌日大事な仕事があるときなどそんなときは当たり前だけど体調管理と仕事を優先する。走りにいかなければ、というストイックさは必要ない。走るやお散歩を続けるためには、より重要度の高いことにきちんと優先度を振っておくことはとても大事なのだ。なにより、たのしいと感じられなければ続ける道理はないのである。

走るのために揃えた道具

最低限ウェアとシューズがあれば走ることはできる。けど、わたしにとってはそれ以外にも走るを続けるために大事な道具があるのでそれらを少し紹介してみる。

  1. ワイヤレスイヤホン

    • じぶんの世界に入るためにもリズムを整えるためにもわたしにとっては音楽はとても大事。周囲の音を完全に遮断してしまうと危険なので走るときは LinkBuds を使っている。フードのうえからでもタップ操作ができるので使い勝手はよいが装着感はいまいち。下を向いたときにぽろっと落ちたりすることもある。

    • お散歩のときは JBL Soundgear Sense を使っている。ケースと本体は大きめだが装着感と音質はとてもよく、使っていて気持ちがよい。

    • 音楽アプリはずっと Spotify を利用している。

  2. GPSランニングウォッチ

    • 走った距離やペース、消費カロリー、歩数などを記録して振り返るために GARMIN ForeAthlete 55 を利用している。これを使っているからこそnoteで振り返ることができている。他のランニングウォッチは使ったことがないので比較はできないけど使い勝手は悪くないのではないかと思う。

  3. LEDアームバンド

    • わたしは夜に走っているが、無灯火でスマホ操作しながら走っている自転車は思った以上に多いので視認性を高めることは必須。ライト類は色々試したが GENTOS AX-950PK に落ち着いた。いまはUSB充電式のなんかもあるので好きなものを使えばいいと思う。

  4. ランニングベスト

    • 正解にたどり着くのに最も大変だったのがこれである。そもそも普通に走るだけならランニングベストは必要ない。が、わたしにとっては走りながら写真を撮ることは大きなたのしみの一つなので走っているときにiPhone 12 Pro Maxが邪魔にならず、それでいてストレスなくアクセスできる必要があった。腕に着けるタイプや腰に着けるタイプなども色々試したが、最終的にたどり着いたのがランニングベストだった。特にこの  SALOMON ACTIVE SKIN 4 は非常にコスパがよく、使い勝手も耐久性もとても満足している。ウェアと一緒に50回以上は洗濯しているが、ロゴのプリントは剥がれてしまったがほつれなどは一切ない。胸のポッケにいれているiPhoneは揺れることも落ちることもなくストレスフリーで走ることができる。背中は蒸れてしまうので夏は暑いが冬はこれを背負っているだけで温かく感じる。帰りにちょっとした買い物もできてしまうのでいまとなってはなくてはならない大切な相棒となっている。

  5. ネックウォーマー

    • 冬場はもちろん防寒のために首に巻いて使ったりもするが、わたしの場合は汗拭き用に常に手首に巻いているのが Buff のネックウォーマーである。滝汗族なので季節を問わず走れば汗でびしょびしょになる。特に夏場は汗の量が尋常ではないため、目に入った汗で炎症を起こしていたほどだ。ヘッドバンドを付けたり、首にタオルを巻いたりと色々試したなかで一番よかったのが薄手のネックウォーマーを手首に巻くスタイルである。さっと汗を拭えるし見た目もやぼったくならないので気に入っている。

これ以外にも汗冷えしないためのウェアやシューズ選びなど色々と試行錯誤していることはあるので、そのうちnoteにまとめようと思う。

走るをはじめてからの変化

走るをはじめたことで起きた変化をまとめてみる。

  1. 健康になった(たぶん)

    • リモートでデスクワークという仕事のスタイルも手伝って積極的に体を動かさなければ1日100歩も歩いているか怪しいくらいの生活ができてしまう。当然、そんな生活をしていれば筋力は落ちて代わりに脂肪を纏うことになるし生活習慣病の影もチラつくようになる。若い頃と違い健康は努力しなければ得られないものになってしまった。それが好きなこと(歩く、走る、写真を撮る)をしているだけで手に入る。明らかに体は丈夫になったしお腹のぷにぷに感も消えてきた。遠くを見ながら走っているせいか視力まで回復してきた、ような気がする。健康になるというのはすばらしい効果だと思う。

  2. 体重が減った

    • そもそもが痩せる目的で走るをはじめていないので食事の量に関しては前とほぼ変わっていない。いまでもお散歩の途中でラーメンを食べたりしているがそれでも走るをはじめてから 10kg ちかく体重が落ちた。これまでまったく運動していなかった分、単純に運動消費カロリーがマイナスされていった結果だと思う。ランニングによるダイエット効果は高くないとなにかで読んだ気がするが、それでも続けていればそういった効果はでてくる。特におヘソから下はパンツがサイズダウンするくらいは変化したし、恥ずかしがり屋でずっと隠れていた腹筋さんもちょっとだけ顔を見せてくれた。ぷにぷにのお腹やお尻がいなくなるといままで似合わないと諦めていた服を着てみようという気になる。そうなると当然、新しい服を着てお出かけしたいという欲求も芽生えてくる。痩せることは体以上に心に与える影響が大きいのだと思う。

  3. フットワークが軽くなった

    • 心と体が軽くなるとフットワークも軽くなる。いつもなら新しいことにチャレンジしようとすると心のブレーキをかけてくるもうひとりのわたしはいつの間にかいなくなっていた。さようなら、ネガティブなもうひとりのわたし。

これからも走る

珈琲セットを携えて景色のよい場所へお茶をしにいく。いまでもその目的はブレていない。それをするためにはまだまだ走れる距離が足りていないので、当面は往復 50km 圏内をわたしの足で自由に走り回れるくらいを目標にこれからも走るを続けていきたいと思ってる。

あとは、もう少し体力がついたら秋の日帰り低山ハイクやトレランなんかもやってみたい、かな。そんなこれからのことを考えるとたのしみしかない。いまはその気持ちを大事にして走るを続けたいと思う。

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